【Linux】よく使うコマンド一覧

Linux
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比較的よく使用するコマンドを簡単なリストにしました。
ぜひ参考にしていただければと思います。

一般コマンド

コマンド説明オプション・使用例
cpファイルやディレクトリをコピーする。cp -p コピー元 コピー先
-p:完璧なコピーを作成
rmファイルやディレクトリを削除する。rm 対象ファイル
rm -rf ディレクトリ
-r:再帰的に削除
-f:確認無しで削除
mvファイルやディレクトリを移動する。mv 移動元 移動先
リネームでもこのコマンドを使用する(移動先パスを同じにして、ファイル名だけ変更する)
rsyncファイルやディレクトリを同期する。rsync -av 同期元 同期先
chmodファイルやディレクトリの権限を、数字で表現して変更する。chmod 777 対象ファイル
chgrpファイルやディレクトリのグループを操作する。chgrp apache 対象ファイル
-R:ディレクトリ
chownファイルやディレクトリの所有者を操作する。chwon root:root 対象ファイル
コロンの右側はグループを指定している。
-R:再帰的にに変更
tarファイルをアーカイブ化したり展開する。(アーカイブ)
tar -czvf アーカイブ名.tgz 対象ファイル
【展開】
tar -xzvf アーカイブ名.tgz
mkdirディレクトリを作成する。mkdir 対象ディレクトリ
rmdir空のディレクトリを削除する。rmdir 対象ディレクトリ
touch0バイトのファイルを生成する。touch ファイル名
gzipgzip形式でファイルを圧縮する。gzip ファイル
gunzipgzip形式でファイルを解凍する。gunzip ファイル
suユーザーを変更する。su 指定ユーザー
-:現在のシェルの環境変数をすべて解除し、その上で指定ユーザーとしてシェルを起動する。未指定だとroot指定と同意になる。
historyログインユーザーのコマンドの実行履歴を参照する。history
manコマンドのマニュアルを表示する。man 対象コマンド
clearコンソールに表示されている出力をクリアする。clear
exit現在ログイン中のユーザーからログアウトする。exit
|左のコマンド実行結果から、右のコマンド実行に渡す。【使用例】
ls -l | grep 文字列
これはls -lの実行結果から、文字列を検索している
treeディレクトリ構造を表示する。tree
top実行中のプロセスをリアルタイムで表示する。top
kill実行中のプロセスを停止する。kill 対象プロセスID
プロセスIDはtopで見れます
echo文字列を標準出力する。(画面に出す)echo 文字列
sudoroot権限でコマンドを実行できる。sudo 実行したいコマンド

参照コマンド

コマンド説明オプション・使用例
catファイル内容を標準出力として画面に表示する。cat 対象ファイル
moreファイルの内容をページごとに区切って標準出力する。more 対象ファイル
tailファイル内容の末尾を参照して画面に表示する。tail -f 対象ファイル
-f:リアルタイムで更新しながら表示する。
diff2つのファイルの差分を表示する。diff ファイル1 ファイル2
wc指定したファイルの行数・単語数・バイト数を表示する。wc 対象ファイル

ファイル編集

コマンド説明 オプション・使用例
viviエディタでファイルを開いて編集できる。vi ファイル名
>左に書いたコマンドの結果を、右のファイルに上書き出力する。cat ファイル1 > ファイル2
>> 左に書いたコマンドの結果を、右のファイルに追記で出力する。cat ファイル1>> ファイル2

ファイルを一覧表示・検索する

コマンド説明オプション・使用例
lsファイルの一覧を表示する。ls -l
-a:隠しファイルも全て表示
findファイルやディレクトリを検索する。find ./ -name 対象ファイル
grepファイルの内容から検索する。grep -rn 検索文字列 ディレクトリ
-r:再帰的に検索
-n:検索結果の左側に行番号を付けて表示

状態確認

コマンド説明オプション・使用例
pwdカレントパスを表示する。pwd
id現在のログインユーザー情報を参照する。id
dateサーバーの日付を表示する。date
dfサーバーのディスク容量を表示する。df -h
-h:わかりやすい単位で表示
ps現在のプロセスを表示する。ps -a
crontabcronの設定情報を表示・編集する。crontab -e
-e:現在ユーザーのcronを編集
env環境変数など設定情報を参照する。env
export環境変数などの設定情報を設定する。export
whichコマンドプログラムのあるパスを表示する。which 対象コマンド

ネットワーク関連

コマンド説明オプション・使用例
hostnameサーバーのホスト名を表示する。hostname
ping指定先とのパケットのやり取りを通して、ネットワーク導通をチェックする。ping ホスト名およびIP
ifconfigサーバーのネットワーク情報(IPアドレス等)を確認できる。ifconfig
ifconfig /all